【西原】西原町の西原小(宮城優美校長)正門横の壁画が、このほど有志のボランティアにより描かれて完成し、子どもたちや道行く人たちの目を楽しませている。壁画は約120メートルほどあり、以前から「あいさつ通り」として親しまれていることから、8カ国語で「おはようございます」の言葉が紹介され、クマやウサギの動物と子どもたちが描かれ夢のある雰囲気に仕上がっている。
描いたのは新屋志保さん(29)=中城村、我喜屋友美さん(30)=那覇市、山城あずささん(22)=宜野湾市、仲村彩夏さん(22)=沖縄市、仲村渠奈美さん(28)=南風原町=の5人。 西原小の関係者と新屋さんが知り合いだったことが縁で依頼を受け、ことし3月に取り掛かり、お互いの仕事の合間を縫って週末に作業を進め、8月に完成させた。
「楽しく登校できるよう、夢がある感じに仕上げた」と新屋さん。「ゴールデンウイークには終わる予定だったが、思った以上に壁が長くて時間がかかってしまった」と話す。山城さんは「朝仕上げた部分が、午後大雨が降ってまた描き直ししなければならない時もあった」と振り返った。 日差しとの闘いでもあったが、それぞれ「こんな機会はめったにないのでうれしい」「達成感がある」「地域の人たちが声を掛けてくれてうれしかった」と話している。