【中国時報】生徒指導要領で体罰厳禁を明記 新学期から実施


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 教育部(文科省)は6月22日、生徒の指導要領「学校が定める教師の指導および生徒管理方法に関する注意事項」を発表し、生徒の処罰方法に関する詳細な方法を明らかにした。今年9月の新学期から実施される。
 指導要領によると、罰として生徒を立たせる場合は、1日2時間まで。騒ぐなどして教員の指導を聞かない生徒に対しては、一時的に他のクラスに移す処置は認めるものの1日に限られ、翌日には元のクラスに戻さないといけないとなっている。また生徒を「ばか」「ブタ」などと呼んで侮辱してはならないとも規定している。
 教育部関係者は「生徒を罰として立たせるなどの体罰に十分な教育的効果が期待できるとは思えない。教員は他の有効な方法で生徒を指導するべきだ」としており、教員の不適切な指導が確認された際は、程度に応じて学校は当該教師を処罰しなければならないとも規定している。