【中国時報】関帝廟の本尊来台、各地巡行へ 3点の宝物ともに


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 山西省運城にある関羽を祀(まつ)る関帝廟の本尊「千年関皇大帝」が15日、空路高雄に到着した。台湾各地で2年半にわたって行われる「関公文化フェスタ」に参加するためで、今後2年半、台湾各地の関帝廟を巡りつつ“ロング・ステイ”を行う。
 「千年関皇大帝」の本尊は、高さ約2メートル、幅と奥行きがともに1・4メートルの木彫像で、中国大陸に現存する関帝像では保存状態が最も良い。霊験あらたかであるとされ、多くの信者を集めている。今回は、従者の関平と周昌の彫像と宝剣、玉璽、関刀の3点の宝物もともに来台した。
 到着後、高雄県樹林郷の東照山関帝廟に向かった本尊は、盛大な歓迎を受けた。「関皇大帝」は今後同廟で「南方聖火」に点灯した後、高雄県各地の廟を巡り、10月には北上して嘉義県や台南県を、来年は東部と北部を巡行することになっている。