【中国時報】7月15日を記念日に 戒厳令解除20年


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 「記念日と祭日の実施弁法」の修正法案が11日、行政院(内閣)の閣議を通過し、7月15日を「戒厳令解除記念日」とすることが決まった。これは戒厳令解除20周年を記念する事業の一環で、ほかにも記念切手発行などの行事を開催する。
 台湾では1949年5月20日から1987年7月14日までの38年間にわたって戒厳令が発令され、集会や結社、言論、出版の自由が制限された。戒厳令が解除されたのは87年7月15日。解除を機に憲法が規定する国民の基本的権利の保障が見直されるようになっている。
 行政院の張俊雄院長(首相)は「この記念日は戒厳令下、自由と民主政治実現を求め続けた多くの先賢と犠牲者に思いを致す時であり、現在の民主主義体制がいかに得難いものであったかを再認識する機会ともしてほしい」と与野党と国民に呼びかけた。