大学入試センターは19日、来年度大学入試の採点結果を発表した。受験者総数は9万5千人余り。大学の募集総数が8万5千人であるため、最終的な合格率は97%に上るとセンターでは見ている。
台湾の大学入試は国公私立ともセンター試験の成績を基に、受験生が志望校に入学を申請するというシステム。本年度の成績は昨年同様低く、全9科目のうち、国文、英語、歴史、地理の4科目の満点は出なかった。
点数が一点以下の科目では、物理が最も多く、1605人。次いで数学甲の817人、英語の772人が多かった。ほぼ全入状態であるため、昨年同様平均点17点で大学に合格できることになった。
教育部(文科省)は重要科目が零点の場合は入学を許可しないなど、大学にレベル維持のための方策を求めているが、大学側は入学者減を恐れており、実現していない。
【中国時報】来年度大学入試合格率は97%に 成績低いが、ほぼ全入
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琉球新報社
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