【中国時報】外国人労働者枠を大幅拡大 3K職種へ投入


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 外国人労働者の雇用者数に占める割合の上限に関する修正案が7月25日、行政院(内閣)の労働委員会を通過した。改正案では、いわゆる「3K」と呼ばれる業種と24時間3交代制の職場で雇用できる外国人労働者の比率を緩和する。全体で1万2千人増となる見込み。
 雇用比率が緩和されるのは、ゴム、金属鍛造、染め物、合成樹脂、接着剤、金属基本工業などの業種で、15%から20%に拡大。ガラス、紡績、プラスチック製品製造、グラスファイバー、染料、顔料関連は15%から18%に拡大される。
 これまで「きつい、汚い、危険」とされる「3K」産業と24時間を3交代制で従事する業種の外国人労働者の割合の上限は、一律15%となっていた。政府は今後、産業政策や労働事情などもにらみながら、適時外国人労働者の比率を調整していくことにしている。