【中国時報】台湾系馬祖廟、東京に初建立へ


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 朝天宮日本馬祖会は先ごろ、東京に馬祖廟を建立することを決定し、台湾系華僑の呉本信一さん(77)を準備委員会の委員長に選出して、台湾の祖廟に建設決定の報告をした。台湾の北港馬祖廟を本山とする台湾系馬祖廟が日本にできるのは、これが初めて。
 朝天宮日本馬祖会は、会員数数100人を数える台湾系華僑の組織で、今年設立30周年。設立当初から精神のよりどころとしての馬祖廟建設を考えていたが、日本は寺院などの建設に関する規制が厳しく、費用も膨大なものとなるため建設を見合わせてきた。
 同会では今年初め、日本国内の馬祖信者が増加の傾向にあることを機に建立を決定。資金は祖廟の全面的な支援を受ける。完成の後には、本山の馬祖の分霊を受け、神像を台湾から迎えるほか、奉納のための法器なども台湾の祖廟から提供される。