【中国時報】国営企業に応募者殺到


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 政府経済部(経済企画庁)所管の国営企業3社は5日、入社試験を全国25カ所の会場で実施した。1249人の募集に対し、4万人余りが受験し、合格率は2・9%と史上最高の狭き門となった。

 入社試験を行ったのは、台湾電力、台湾中国石油、台湾自来水(水道)公司の3社。応募資格は大卒以上だが、博士が24人、修士が6923人と高学歴の応募者も少なくなかった。今回に先立ち台湾鉄道が先ごろ行った入社試験も倍率は高く、200人の募集に対し、6千人余りが応募している。
 経済部関係者によると、今年の就職状況は過去8年来で最も厳しい状況。国営企業は比較的待遇がよく、試用期間でも月額3万6千元(約13万円)を支給。正式採用後は4万元(約14万5千円)にアップする上、年額で4・6カ月分の賞与が支給されることなどが人気の要因になっている。