【中国時報】プロ野球で八百長試合 選手ら事情聴取


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 台南地方検察署は先ごろ、野球賭博に関与した疑いで、台南県議会議長や中信ホエールズの選手ら18人の事情聴取を行った。議長がノミ屋などを通じて球団員に金を渡し、賭けに有利になるような八百長試合をさせたものとみている。
 同チームの主将である曾漢州の供述によると、県議会議長の腹心をしている幼なじみと元警官から200万元(約700万円)を受け取り、球団員4人にそれぞれ30万元(約100万円)ずつ渡して800長試合をさせていた。
 台南地方検察署は、すでに昨年から8カ月にわたり電話を傍受するなど捜査を行ってきており、先月23日、容疑が固まったとして、容疑者の身柄を確保した。曾容疑者は主将という立場を利用して球団員を買収したとしているが、買収されたとされる球団員4人は容疑を否認している。