【中国時報】台湾新幹線の屏東延長決定 政府交通部


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 台湾政府交通部(国交省)は17日、台湾高速鉄道(通称台湾新幹線)を南端の屏東の潮州まで延長することを決めた。完成すれば、台北と潮州を2時間25分で結ぶことになる。

 延長部分には、在来線のレールの外側にもう1本レールを敷き、3本のレールのうち1本を狭軌の在来線と広軌の新幹線が共用するという方式を取る。日本、ドイツ、スイス、オーストリアなどでも採用されている方式で、在来線に乗り入れる形での延長のため、建設費を大幅に節減でき、40億元(約140億円)まで抑えられるとみている。
 交通部関係者は、「この建設方法は在来線と駅舎も共用でき、乗り換えも非常に便利だ」と利点を強調。新幹線の高雄駅予定地を商業用地に転用することもできるため、経済効果は44億元(約155億円)に上るとみている。