【中国時報】最新の世論調査 米国不信37%、過去最高


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 中国時報が行った台湾人の対米感情に関する最新の世論調査によると、米に対して不信感を持つ回答が37・5%と過去最高に上昇。「信頼できる」という回答の28%を大きく上回っていることが分かった。

 しかし、米が重要な国だという認識は強く、「日米中の3国で台湾にとっても最も重要な国は?」という質問には米という回答が31・5%が「分からない」の35%の次に高かった。
 中国は25・1%、日本は4・5%にとどまった。
 同社の過去の調査によると、2003年の米のイラク攻撃の際には、米に好意的な回答が68%と高かったが、年々下降の傾向を見せ、04年9月には48%に急降下。昨年10月、米政府の駐台代表が台湾政府に兵器購入を迫った際には、45%と過去最低に下落した。
 「中国が攻撃してきた時に、米軍は共同防衛に参加すると思うか」という質問には、44%が「参加しないと思う」と回答。「参加すると思う」と回答した40%を上回った。