【中国時報】数学は台湾が1位 「9年一貫教育の成果」


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 世界の15歳の生徒を対象に、経済協力開発機構(OECD)による学習到達度調査(PISA)が行われ、台湾は世界の57カ国中、数学的応用力で第1位、科学的応用力で第4位となった。だが読解力は16位という結果となった。
 PISAは読解力、数学的応用力、科学的応用力について、社会が求める知識や技能を生徒が身に付けているかを調査する。
 台湾は今回が初めての参加で、ちょうど9年一貫教育を受けた最初の生徒たちが受験した。花蓮教育大学の林煥祥校長はこの結果で、9年一貫教育の成果が出たと話す。
 一方、教育部の杜正勝部長は国語は聴き、話し、読み、書くことが最も重要であるが、読解力があまりよくないのは、「学校の国語教育と関係がある」と述べる。わが国の国語教材はほとんどが断片的な文章で、「一冊のまとまった書籍ではないのに、どうやって読解能力を養うことができるだろう?」と言う。