【中国時報】中央研究院は4・3%予測 来年の経済成長率


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 中央研究院が発表した最新の経済予測では、民間消費と民間投資の不振、国際経済の停滞や台湾が総統選挙期に入ることから、民間投資は模様眺めに入り、第4四半期のマイナス成長は二けたの11・5%になるとしている。来年通年の経済成長率はおよそ4・3%で、主計局の4・5%を下回る予測を示した。
 来年の総統選挙終了まで、民間投資は政治的干渉を受ける割合が高くなる。
 中央研究院経済研究所・研究員の呉中書氏は「国際経済の成長が緩慢になり、輸出の伸びが抑えられ、内需が輸出を下支えできなくなることから、2008年は今年の経済成長率5・2%に比べると0・9%下がるだろう」と述べる。