【中国時報】「新三不政策」を提示 馬総統候補の両岸政策


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 国民党の総統候補馬英九氏は両岸政策について「統一せず、独立せず、武力を用いず」の「新三不政策」をとることを提示した。これは新台湾人基金会とストックホルム国際平和研究所が16日に開催した国際シンポジウムで発表したもの。

 馬氏は、「安定政策は多数の台湾の民意であり、両岸関係を改善し、台湾経済を振興することは、これからの台湾の10年に求められるもの」との認識を示した。さらに「8年の執政期間さえあれば、100年の幸せと安定をもたらす自信がある」と語った。
 シンポジウムの席上、海外の学者から、過去の国民党政権の時にも中国大陸からの圧力を同様に受けてきたことに関する質問に対し、馬氏はこの政策は一時的な妥協形態であるとし、「三不政策」が台湾、中国、アメリカの利益に合致するだろうと自信をみせている。