【中国時報】10年連続気温上昇 温暖化の影響


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 地球温暖化の危機が叫ばれるなか、台湾でも平均気温の上昇が止まらない。中央気象局の統計によると昨年の台湾の平均気温は24・1度で、例年よりも0・7度高く、歴代4位の高さ。1998年以来、10年連続で平均気温が上がり続けていることになるが、過去歴代7位までが、この10年に集中している。

1960年から62年の連続3年がこれまでの最長だったことを考えると、この上昇は顕著である。
 雨量でいえば、2007年は2547ミリで、平年よりも361・1ミリ多く、史上10番目。特に台北では史上4番目と台中では8番目の雨量を記録した。
 「雨の都」と言われる基隆は1年の雨の日の日数が195日。しかし、台湾宜蘭県蘇澳が219日を記録し、基隆に取って代わって新しい「雨の都」になった。