【中国時報】航空路線の撤退続々 背景に台湾新幹線開通も


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 今年に入り台湾の南北を結ぶ航空路線の撤退が相次いでいる。
 1月末に立栄航空が「台北―高雄」路線を停止したのに続いて、3月1日から遠東航空が「台北―台南」と「高雄―花蓮」路線から、華信航空が「台中―台東」路線から撤退することになった。これで「台中―台東」路線は消滅することになった。残る南北の路線は復興航空のみで、1日7便の運航となる。
 現在、台湾新幹線の「台中―高雄」間は1日56便、台湾鉄道の自強号の「高雄―台東」間は1日5便が運航しており、「台中―台東」間は飛行機を使わなくても便利に乗り換え可能になる。
 撤退の背景には台湾新幹線の開通や東部幹線の改善がある。交通部の統計では国内の飛行機による旅客人数は昨年に比べて200万人余り減少し、ここ15年で最低の数字を記録した。