【中国時報】腸病毒流行の兆し 今年初めて死者


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 衛生署は7日今年初めての腸病毒(手足口病)による死亡者が出たことを発表した。
 腸病毒は口蹄(こうてい)疫が変異して人間にも感染する急性ウイルス性の感染症で、主に乳幼児や小児が感染する。

 症状は発熱や発疹(ほっしん)、嘔吐(おうと)など。疾病管制局によると今年元日から3月初旬まで、重症の腸病毒と疑われる例がすでに39例報告された。
 うち18例が重症化しやすく死亡することもあるエンテロ・ウイルス71が原因、と診断されている。
 今年に入り腸病毒の重症例が昨年に比べ13倍と激増し、すでに流行期(3月―10月)に入っているため、注意を呼び掛けている。
 腸病毒には有効なワクチンがなく、手洗いなどが重要だが、特におしめを換えた時など排せつ物に触れる可能性がある場合は注意が必要である。