【ハワイ】ハワイ沖縄会館増築で起工式 関係者多数が出席


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 ハワイ沖縄会館が完成して15年。これまでにハワイ沖縄連合会メンバーや地元ハワイの人々が会館を利用し、その目的を果たしてきた。今回15年の節目として、現在オレゴン州に暮らすハワイ2世、勢理客ジャイムス・シゲル氏の寄付で、会館のヒガビルディングに増築が決まった。
 ハワイ沖縄会館でこのほど、起工式が行われた=写真。連合会メンバー約100人、工事関係者らが見守る中、慈光園の仲村ブルース住職が工事の安全を祈願した。連合会役員で沖縄会館と茶家を設計した山里モリース氏が、会館建設のいきさつと茶家の目的を短く説明した。
 工事費用全額を寄付した勢理客氏は、「この寄付は、子供たちに少しでもいい生活をと一生懸命働いた両親へのお返しです」と喜びを語り、家族や親類とともに起工式を祝った。その後、会館庭ではステージが設けられ沖縄舞踊やパーランクーの余興、軽食も用意され、最後はカチャーシーで締めくくった。
 茶家の完成予定は、今年12月11日。
 (名護千賀子通信員)