【中国時報】旧正の帰省便 従来より割高 原油高騰の影響


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 先ごろ、就航が決まった来年旧正月の中国チャーター直行便の運賃が発表された。従来の香港マカオ経由の中継便より、時間的に短縮されるというメリットはあるものの、価格は今年の2割から3割増。中継便の“早割り”よりも2、3割高い価格設定となった。
 来年の北京便と上海便の価格は、1万5000元から2万元(5万4000円から7万円)。今年は北京便が1万3500元(約4万8000円)前後、上海便が1万3000元(4万6000円)だったため、予想以上の割高になっている。
 価格の上昇に関して航空会社は、今年の直行便は就航の決定が遅れたため、価格を下げて集客を図らざるを得なかった。市場参入の先鞭(せんべん)をつけるという意味もあり、採算割れでも飛ぶ価値はあった。しかし、今年は就航決定が早い上、利用対象が大幅に拡大されたため、集客の心配はない。原油高騰でコストも上昇しているため、価格を適正に調整したものだと説明している。