澎湖諸島実は90島 新たに28島確認


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 これまで64島だと思われていた澎湖諸島が、先ごろ行われた人工衛星による測量で、90島あることが分かった。同諸島の北端だとされていた目斗嶼の北にも、島があることなどが分かったためで、同諸島の面積も15平方キロに拡大した。
 今回の測量は、政府が85万元(約300万円)の予算を組んで、高雄応用科学技術大学に委託し、今年2月から9カ月かけて実施した。新しい島が28確認されたが、うち2島が他の島とつながっていることが分かったため、計90島となった。
 澎湖諸島を「64島」としていたのは、日本植民地時代の測量結果だった。近年、同諸島の北部に砂が積もってできた「澎湖灘」が確認されてから、最新の技術を使って調査し直すべきだという声が高まっていた。
 測量の結果、東端は査某嶼、西端は花嶼、南端は七美嶼、北端は大堯嶼と改められた。