「アジア最強、恋愛成就の神様」が沖縄市に 12月末まで台湾文化館に滞在


「アジア最強、恋愛成就の神様」が沖縄市に 12月末まで台湾文化館に滞在 4年ぶりに沖縄市を訪れた「月下老人」に恋愛成就を祈る参拝客ら=8月16日、沖縄市中央の台湾文化館
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【沖縄】台湾・台北市の「霞海城隍廟」にまつられている縁結びの神様「月下老人」が沖縄市を訪れた。8月16日、市中央の台湾文化館でお迎えセレモニーが開かれ、園田こども会によるエイサー演舞などでもてなした。12月末まで台湾文化館に滞在する。

月下老人は、台湾で縁結びの神様として親しまれ、年間で約8千組の縁結びをかなえているといい、「アジア最強の恋愛成就の神様」ともいわれる。2019年に沖縄市を訪れた際は約3カ月間で9千人を超える人々が参拝に訪れた。

お迎えセレモニーで平田嗣巳副市長は「月下老人が訪れると毎回多くの参拝者でにぎわう。今年もより多くの皆さまと商店街のにぎわいをつくれればうれしい」と歓迎した。台北駐日経済文化代表処那覇分処の王瑞豊処長は「このイベントを機に、台湾と日本のカップルが増えることに期待したい」と笑顔で述べた。

参拝して恋愛成就を願った幸地杏莉さん(13)は「好きな人と目を見て話し、もっと仲を深められるように祈った」と照れくさそうに話した。

台湾文化館を運営するコザまち社中は月下老人が滞在している間、縁結びイベントや台湾文化体験などの企画を予定している。参拝は午前11時~午後7時。参拝は無料。月下老人は甘い物を好むため、お供え物として持参することも可。
(名嘉一心)