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「沖縄Tacoスパ」好評! もちもち冷製パスタに辛みを抑えたソース 沖縄高専と名護子ども食堂が「麺ー1グランプリ」に出店


「沖縄Tacoスパ」好評! もちもち冷製パスタに辛みを抑えたソース 沖縄高専と名護子ども食堂が「麺ー1グランプリ」に出店 群馬県館林市で開かれた麺―1グランプリに出店する沖縄高専、名護子ども食堂のメンバーら(提供)
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 【名護】沖縄工業高等専門学校と名護子ども食堂などで開発し、ビール酵母を練り込んだ生パスタとタコスミートを掛け合わせた「沖縄Tacoスパ」が9月23、24の両日、群馬県館林市で開かれた「麺―1グランプリ」に出店した。入賞などは逃したが、誰でも食べられるように辛みを抑えたソースを絡めたもちもちとした冷製パスタに、多くの人が舌鼓を打った。

 麺は寄付に頼らず、地域経済に貢献するプロジェクトの一環で子ども食堂を利用する子どもたちと話し合いながら開発した。プロジェクトの売り上げは名護子ども食堂に寄付される。名護市の友好都市でもある館林市で開催された麺―1グランプリは約6万人が来場するイベント。プロジェクトへの賛同もあり、2日間で600食以上を売り上げたという。

 出店に当たり、群馬県の「正田醤油」や、沖縄のかんきつ「カーブチー」を合わせたソースに改良した。グランプリに参加した沖縄高専専攻科2年の嘉手納悠さん(22)は「さっぱり系の冷製パスタで、珍しいこともあり、変わった印象を持ってもらえた。おいしいという声をたくさんいただいた。今後は常設販売も目指していきたい」と語った。

 ソース開発を担当した同科の串間太有さん(22)は「子どもたちに還元でき、子ども食堂の運営支援となることにやりがいを感じている。ものをつくる一連の流れを経験できて良かった」と語った。


 (池田哲平)