【名護】沖縄県警名護署(大城伸作署長)と名護地区防犯協会は10日、全国地域安全運動名護地区大会を名護市民会館大ホールで開いた。警察音楽隊による演奏で幕を開けた大会には、市内の事業者や街づくりの関係者らが出席。県警のマスコット「シーサーくん」と、名護署管内の1市3村のゆるキャラが「闇バイト ダメ、絶対」の演題で劇を披露した。
劇は大宜味村のぶながやと、東村のパインマン1号が闇バイトに応募してしまい、困っているところに国頭村のくーやんが遭遇。相談しようとした名護市の名護親方は、還付金詐欺に遭っていた、というストーリー。来場者はかわいらしい動きに癒やされながらも、闇バイトへの注意に気を引き締めていた。
名護地区防犯協会の屋嘉義和会長は「地域の安全は豊かでゆとりある生活を営むための基盤だ」と述べ、子どもやお年寄りを犯罪から守る運動を推進する方針を述べた。
8月末時点での名護署管内の刑法犯認知件数は348件で、前年同期と比べ100件増となり、自転車の盗難、万引などが増えている。
(池田哲平)