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「大切な体」知って、守って/本部/親子対象に性教育講演会


「大切な体」知って、守って/本部/親子対象に性教育講演会 親子連れを対象に、体の仕組みや性被害に遭わない方策などを伝える思春期保健相談士の徳永桂子さん=10月31日、本部町のもとぶ文化交流センター
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【本部】本部町子育て支援課は10月31日、3歳以上の子どもと保護者を対象とした講演会「おやこで学ぶ 3歳児からの性教育」を本部町のもとぶ文化交流センターで開いた。講演会には町内外から親子連れ約20組が参加した。思春期保健相談士の徳永桂子さんを講師に、体の仕組みや、性被害に遭いそうになった際の対策などについて参加者と一緒に考えた。
 徳永さんは性や子ども、暴力防止などをテーマに人権擁護活動をしている。子どもたちに対して、体の部位を一緒に言うゲームを交えながら、体の異変があった際にどうすればいいのか、自身が嫌なことを回避する方法などを分かりやすく伝えた。
 保護者を対象とした講演では、性被害の実態やインターネット上の情報などついて話した。保護者がグループとなり、子どもが性被害に遭った時に、大人に言えない理由などを話し合った。
 徳永さんは「(性や性被害防止について)子どもたちが理解するようになるには、繰り返し伝えることが必要。家庭で、地域で、子どもたちに体を大切にすることを伝え、自尊感情を育ててほしい」と語った。 (比嘉藍子通信員)