【宜野座】宜野座村松田区の宮城湊さん(名護高1年)が防災月間の一環としての活動で、東日本大震災を題材に描かれた防災の漫画「あの時、子どもだった私たちから伝えたいこと」(漫画・井上きみどり)を村内の学校や宜野座村文化センター図書館に寄贈した。10月6日には宜野座中学校を訪問し、渡慶次靖校長に贈呈した。
宮城さんは中2の時に父親の勧めで防災士の資格試験に挑戦して合格。県内最年少の14歳で防災士に登録された。
宮城さんは「防災について僕自身が感銘を受けた漫画。後輩たちに防災への意識を持ってほしい。防災について、共に考え行動する仲間が増えることを願っている」とあいさつ。渡慶次校長は「生徒が読んで防災の知識が備わるよう、とても分かりやすく描かれている。宜野座中でも生徒たちが防災マップを作成するなど、防災への活動に取り組んでいる。災害時の在り方も指導している。漫画を参考にする」と感謝した。
宮城さんは地域の「防災散歩」で危険な場所を調べたり、津波避難区域に指定されている地域から高台の避難所までの経路を実際に移動したりして、所要時間の計測や安全性についての考察、公衆電話の設置場所の確認など、防災への啓発に努めている。 (池辺賢児通信員)
有料
漫画を通して災害備えて/宜野座/高1の防災士・宮城さん寄贈
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琉球新報朝刊
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