有料

上江洲家資料32点展示 久米島博物館企画展、19日まで


上江洲家資料32点展示 久米島博物館企画展、19日まで 宮良みゆき主任学芸員から上江洲家関連資料の展示解説を聞く関係者ら =10月28日、久米島博物館
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【久米島】重要文化財指定企画展「上江洲家関連資料-近世久米島の歴史と美」が10月28日から久米島博物館(山城勇人館長)で開かれている。11月19日まで。入場無料。
 久米島博物館が寄託を受けている上江洲家関係資料1905点のうち、32点を展示。オープニングセレモニーで山城館長は「上江洲家の遺宝を通して久米島の歴史と美を堪能してほしい」と来場を呼びかけた。展示会図録も同館で販売している。
 当主の上江洲智一さんは「現代の技術を駆使し、資料を修復したことで、資料的価値が高まった。博物館をはじめ関係者に感謝します」と話した。上江洲家は代々具志川間切の地頭代を務め、歴代の当主により守られた文書・記録類や絵画、典籍類1905点が今年6月に国指定重要文化財に指定された。
 開館時間は月曜日を除く午前9時から午後5時(入館は4時半まで)。問い合わせは久米島博物館、電話098(896)7181。
 (中島徹也通信員)