【那覇】若狭公民館(宮城潤館長)は2、3の両日、那覇市久米の天妃小学校体育館で「なは防災キャンプ」を開催した。市総合防災訓練の一環。地域の小学生や保護者、市防災危機管理課の職員ら約50人が参加し、社会福祉士・防災士の稲垣暁さんと共に、「防災さんぽ」と称して学校周辺を歩き、災害が発生した際のリスクや活用できる資源を確認した。
体育館では市防災危機管理課が持参した避難所開設セットを使って、参加者が主体となって避難所を開設運営できるかを検証した。市の担当者は「避難所は市職員だけでつくるのではなく、住民みんなでつくるもの。避難所に行ったら食料やベッドが自動的に用意されていない」と語った。
キャンプに参加した久手堅光美姫さん(9)は「友達がいっぱいできて楽しかった。次も絶対行きたい」と笑顔で話した。若狭公民館の宮城館長は「防災キャンプは年に4回、季節ごとに開催している。次は冬の季節に開催予定だ。詳細が決まったら若狭公民館のブログやSNSで発信する」と話した。
避難所開設訓練は小禄自治会館でも行われた。
(吉田健一)
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地域の災害リスク確認 天妃小で防災キャンプ
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琉球新報朝刊
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