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港川小3年の児童が入賞 全日本歌コンクール本選 全国の舞台で堂々


港川小3年の児童が入賞 全日本歌コンクール本選 全国の舞台で堂々 第1回全日本こどもの歌コンクールの全国大会に出場した〓宮城千咲さん(右)と、米良美一審査員長=東京のHakuju Hall(提供)
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

春に福岡の末永文化センター末永ホールで開催された「第1回全日本こどもの歌コンクール」(全日本こどもの歌教育協会主催)の本選大会、小学校1、2、3年生の部で、〓宮城千咲(ちさ)さん(8)=港川小3年=が、成績優秀者に贈られる「テレビ西日本賞」を受賞した。千咲さんは夏に東京であった全国大会にも出場した。「おばあちゃんとか、応援に来られない人の顔を思い浮かべて歌い、うまくできた」と、コンクールを振り返る。
コンクールには母の智美さんが「控えめな性格を直し、度胸を付けたい」と応募した。歌唱曲は千咲さんが好きな映画「耳をすませば」より「カントリーロード」を選び、ときに映画のアニメ絵本を見て曲へのイメージを膨らませた。
智美さんからピアノを教わる千咲さんは、音感は備わっていたが、歌のコンクールに出るのは初めてだった。声楽に通じている叔母に歌を教わり、発声から取り組んだ。
動画による予選審査を経て、東京・大阪・福岡に分かれ開催された本選大会には、264組が出場した。千咲さんは、福岡大会で入賞し、歌手の米良美一さんが審査員長を務める全国大会でも、堂々とした歌声を披露し「素直な歌声」と評価された。千咲さんは「大きくなったらピアノと歌、両方の先生になりたい」と目を輝かせた。(藤村謙吾)

※〓は「高」の旧漢字