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渡嘉敷小中 パステルアート授業 「大切なわたし」色で表現


渡嘉敷小中 パステルアート授業 「大切なわたし」色で表現 講師の渡名喜早苗さん(右から4人目)の指導・助言でパステルアートにチャレンジする生徒ら=10月26日、渡嘉敷小中学校教室
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 【渡嘉敷】渡嘉敷小中学校(嘉数雄信校長)は10月26日、道徳授業の一環で、「大切なわたし」をテーマに児童、生徒、教員を対象に初の「パステルアート授業」を小学の部、中学の部に分かれて実施した。講師は色彩心理研究所主宰の渡名喜早苗さん(メンタルカラーコンサルタント)が務めた。自己や他者理解を促し、自己肯定感を高めることが狙いで、描いたパステルアートで自分がどんな感情を持っているかの理解につなげた。
 生徒は自分が思い思いのハートを白紙に描き、切り取って画用紙に貼り付けた。パステルの中から色を選び、網でパステルを削って粉を手に付け、自分の好きな箇所にタイトルを書いて「自分らしく、自由に表現する」マイカラーアートに仕上げた。その後、グループごとに作品の発表や感想を話した。
 企画した野村さとみ養護教諭は「色は子どもたちの心を引き出すだけでなく、自己理解・自己主張のツールとしても活用できる。他者の理解・受容、コミュニケーションの改善にもつながる」と強調した。
 城間鈴愛さん(中3)は「自分らしく自由に表現できた。みんなで楽しくマイカラーパステルアートができた」と笑顔を見せた。松田杏暖さん(中3)は「自分の思いを表現できた」と声を弾ませた。 (米田英明通信員)