元ヤクルト選手が指導　浦添で少年野球教室

　【浦添】県パチンコ・パチスロ協同組合青年部は３日、少年の健全育成を目的に、ＡＮＡ　ＢＡＬＬ　ＰＡＲＫ浦添で第１５回少年野球教室を開催した。講師はいずれも元ヤクルトスワローズの五十嵐貴章さんと中尾敏浩さん。秋晴れの空の下、浦添市内の少年野球１４チーム８３人の小学生が指導を受けた。
　開会式では神森ロイヤルズの下地りりあさん（１１）が「（元プロ選手から）たくさんのことを学び、これからの野球に生かしたい」とあいさつ。
　五十嵐さんと中尾さんは走塁練習で、プレー状況ごとに異なるベースの踏み位置や走る軌道などを詳しく伝授。その後のキャッチボールやノック、打撃練習でも一人一人に声をかけ、足腰や腕などの細かな動きを指導した。熱の込もった指導に、子どもたちは真剣なまなざしと活気のあるプレーで応じた。
　仲間ジャイアンツの與那嶺颯人さん（１２）は「投げる時に体を真っすぐにするよう五十嵐さんに指摘され、軸を意識したことで良いボールが投げられた。この機会を大切に、練習に取り組んでいきたい」と笑顔で話した。　（西田悠）
元ヤクルトスワローズの五十嵐貴章さん（左）に守備指導を受ける小学生ら＝３日、浦添市のＡＮＡ　ＢＡＬＬ　ＰＡＲＫ浦添