【本部】本部署は10月26日、水難事故発生時の心臓マッサージやAED(自動体外式除細動器)を使った適切な救命措置方法を学ぶ目的で、本部町の備瀬崎海岸で心肺蘇生訓練を実施した。本部署員のほか、本部町今帰仁村消防組合消防本部や沖縄美ら島財団の職員、備瀬区民など約20人が参加した。
備瀬崎海岸では、今年7月、シュノーケル中の男児(8)が溺れ、死亡する事故があった。
訓練は消防職員らが心臓マッサージの力加減や深さ、AEDの使い方を実演し、その後、本部署員や区民など、参加者らも互いに協力して実践した。
参加した備瀬区の兼次静夫区長(76)は「海岸にはきれいな熱帯魚などを見に多くの人が訪れる。駐車場スタッフは絶えず気を引き締めてほしい。事故者を一人でも減らし、事故ゼロを目指したい」と話した。
本部署地域課の知念剛課長は「地域と連携して訓練することで、助けられる命も増えると思う。今後も続けていきたい」と話し「遊泳者にはライフジャケットを着用してもらいたい」と注意を呼びかけた。
(金城大樹)
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水難時の救命方法学ぶ/本部署・消防など訓練
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琉球新報朝刊
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