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観光の仕事 魅力を発信 名護 ハローワークが見学会 ホテル社員ら、求職者にPR


観光の仕事 魅力を発信 名護 ハローワークが見学会 ホテル社員ら、求職者にPR 見学会で仕事について語る社員(左)=10月25日、名護市喜瀬のオリエンタルホテル沖縄リゾート&スパ
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【名護】観光業への就職を促すため、名護公共職業安定所(ハローワーク名護)は10月25日、名護市喜瀬のオリエンタルホテル沖縄リゾート&スパに25人の求職者や就職支援員を招いた。「ホテルのおしごと見学会」と題し、同ホテルの協力を得て、働く人々の生の声を聞いた。
 名護公共職業安定所によると、旅館・ホテルの接客業では有効求人100人に対する就職者が3人にとどまる月があるなど、観光業の人手不足は深刻だ。
 オリエンタルホテルも20人の正社員と3人の契約社員を募集していることから、仕事の魅力や入社のきっかけを社員が伝えた。料飲部レストラン課マネージャーの千田逸(すぐる)さん=入社15年、本部町出身=は「全国に友達ができ、楽しい職場だ。ずっと働きたいと思う」と強調した。
 ホテル業界は労働環境の改善が進んでいるとして、社員食堂や資格取得支援などの制度も説明した。中華料理の料理長・島袋豪さん=入社7年=は「入社後でも資格は取れる。休みたい日は休み、家族に料理を作って喜んでもらうこともできる」と話した。見学会では名護の自然が見渡せる絶景のプールや部屋のほか、バックヤードも巡った。
 求職者の女性(46)は「せっかく名護にいるので、こんな所で働いてみたい」と興味を示した。 (増田健太)