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甘く香り、花びら輝く 本部町、クラリンドウ見頃


甘く香り、花びら輝く 本部町、クラリンドウ見頃 白い花を付けたクラリンドウの木と、喫茶さくら庵の店主・上原ルリ子さん=5日、本部町伊豆味
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 【本部】本部町伊豆味の飲食店「喫茶さくら庵」で、クラリンドウの花が白い花を付け、見頃を迎えている。店主の上原ルリ子さん(70)によると、11月末ごろまで楽しめ、年始には赤い実を付けるという=写真。
 クラリンドウはインド原産のシソ科クサギ属の常緑低木。さくら庵の庭にある木は一鉢から、毎年挿し木をして増やしてきた。上原さんは「夜になると交配のために甘い香りを出し虫を呼んでおり、甘い香りが庭中にたちこめる。電灯の明かりでクラリンドウの花はキラキラ輝く」と話した。
 さくら庵では3月ごろになると、希望する方にクラリンドウの挿し木を贈っており、花と花の物々交換で訪れる客もいるという。店の庭ではニトベカズラ、インパチェンス、木立ベゴニアも花を付けて見頃を迎えている。 (比嘉藍子通信員)