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「もとぶのシヌグ」紹介 本部町立博物館、30日まで


「もとぶのシヌグ」紹介 本部町立博物館、30日まで 本部町立博物館で開催中のもとぶのシヌグ2023=11月16日、本部町立博物館物館
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 【本部】「もとぶのシヌグ2023」が10日から本部町立博物館(宮里昌典館長)で開催されている=写真。11月30日まで。入館無料。シヌグは、稲の収穫後にその豊作を祝い神を招いて感謝するとともに、翌年の豊年・豊作を祈願する祭り。本部町の瀬底、渡久地、浜元、具志堅、備瀬で今年催されたシヌグを写真や映像などで紹介している。
 シヌグの衣装・太鼓、神酒を運んだたる、神酒原料の米を量った枡、太鼓と厄払いに使われた弓矢なども展示紹介されている。町民や民泊体験で本部町を訪れた県外の生徒たちも見学している。同町具志堅のシヌグは来年1月に浦添市の国立劇場おきなわで上演する予定となっている。
 同館学芸員の山本英康さんは「同町の各集落に残る祭祀(さいし)は、県内でも誇るべき貴重な文化遺産である。多くの来場を」と呼びかけた。
 時間は午前9時から午後5時まで。月曜日、祝日は休館。問い合わせは、電話0980(47)5217。
 (上間宏通信員)