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秋めく夕暮れ、祭活況 金武・中川の「ともいき」


秋めく夕暮れ、祭活況 金武・中川の「ともいき」 最後はカチャーシーで締めくくった第1回ともいき祭り=10月27日、金武町中川区のナーシングホームともいき
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 【金武】金武町中川区のナーシングホームともいき(〓江洲末子代表)で10月27日、第1回ともいき祭りが開催された=写真。デイサービスや訪問介護、看護などのサービスの利用者や家族、地域からの多くの来場者でにぎわい、秋めいた夕暮れのひと時、本格的な祭りを楽しんだ。
 輪投げやヨーヨー釣りなどに子どもたちは夢中。出店ではカレーや焼きそばなどが感謝価格の100円で提供された。高価な品も充実した100円バザーも開催、宜野座高校のボランティアも活躍した。
 ともいきを利用する仲間光子さんが澄んだ高音で「19の春」を歌った。ミャンマーからの特定技能実習生シュエイシンさんはミャンマーの伝統舞踊を披露して観客を魅了し、「沖縄の祭りをとても楽しめた。国の家族とは毎日、SNSで連絡を取っている」と語った。中秋の名月に照らされ、「惣慶区青年会エイサー」が旧盆の道ジュネーさながらに演舞を披露し、盛り上がった。
 〓江洲代表は「コロナ禍で大きな行事ができなかった。今日はみんなが笑顔で、とてもうれしい。私たちが共に歩む地域の皆さまとの新たな交流を縁に、絆を深めていきたい」と謝辞。
 締めのカチャーシーは歓喜にあふれ、開所3年目のともいきにとって、初の大イベントは地域の祭りほどの活況を呈し、成功裏に終えた。
 (池辺賢児通信員)