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多彩な作品、芸能一堂に 与那原、6年ぶり文化フェス


多彩な作品、芸能一堂に 与那原、6年ぶり文化フェス アダンを使った生け花作品を手がけた謝花公子さん(右)と玉城美智子さん=5日、与那原町
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 【与那原】第21回与那原町ふれあい文化フェスティバルが4、5日、町上の森かなちホールと町役場1階の町民ラウンジで開催された。3年に1度実施してきたが、新型コロナ下での中止を挟み、6年ぶりの開催となった。展示と舞台部門があり、来場者はじっくりと鑑賞した。
 展示部門には、町文化協会の会員や町民による絵画や書道、写真、生け花など255点が出品された。
 舞台部門は、4日に町内のサークルや団体がフラダンスや太極拳などを披露。5日は町文化協会による公演で琉球舞踊や古典音楽、民謡など華やかな演目が披露された。
 会場入り口には「迎え花」として、アダンを使ったダイナミックな生け花の作品が設置された。手がけたのは専心池坊沖縄支部の謝花公子さん(80)と、花屋「四季」を経営する玉城美智子さん(73)。
 謝花さんは「花材集めが大変だった。沖縄の素材を使ってやりたいことがたくさんある」と次回作の構想に胸を膨らませた。玉城さんは「ビワやツバキは知人から提供してもらい、みんなの協力を得て一つの作品にできた」と感謝を語った。
 南風原町から訪れた仲間慈さん(7)は「琉球舞踊がすごかった」と話した。
 (上江洲仁美)