【南城】「できることをできるときに」をモットーに、地域活動に取り組む南城市女性の翼の会(安次富和美会長)は10月27日、南城市立大里北小学校(宮里秀樹校長)の6年生を対象にした出前クッキング授業を開催した。同会の会員で西大学院の西大八重子院長が講師を務め、地元食材を使った「チンビン」などの作り方を紹介した。
安次富会長は「本年度は地元食材を使った出前クッキング授業を計画した。校長先生と6年担任の先生と打ち合わせを行い楽しみながら学べるよう準備を進めてきた」とあいさつした。
家庭科教室ではテーブルに分かれてフライパンを囲んだ児童たちに、西大さんが大里地方で栽培している芋に似た「クジキン」入りのチンビンを紹介。各テーブルで、翼の会の会員も手伝って作り始めた。
粉黒糖に水、小麦粉、クジキン、ベーキングパウダーなどの材料を混ぜ、フライパンで薄く焼いた後、手前からゆるく巻いて完成させた。
さらにみそをプラスして「みそ入りポーポー」を完成させた後、児童らは抹茶たても初体験。クジキン入りチンビンと抹茶を試食して喜び合っていた。女子児童の一人は「家でもぜひ作ってみたい」と、笑顔で話していた。
翼の会は、市内の各学校を回って出前クッキングを実施する。子どもたちが楽しんで学び、家庭でも料理作りに関心を寄せるよう今後も活動に取り組む。 (知花幸栄通信員)
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チンビン作りにチャレンジ 南城・大里北小 出前クッキング授業 抹茶たても体験
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琉球新報朝刊
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