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「九条の碑」説明板設置へ 石垣、実行委募金募る


「九条の碑」説明板設置へ 石垣、実行委募金募る 募金の協力を呼びかける実行委員会のメンバー=10日、石垣市の大濱信泉記念館
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 【石垣】石垣市の新栄公園内にある「憲法九条の碑」のデザインに込められた意味や思いを後世に伝えるため、説明板を設置するための募金活動が10日、始まった。
 目標額は100万円で、3月末まで募集している。「憲法九条の碑」説明板設置実行委員会が10日、市の大濱信泉記念館で会見し、宮良純一郎会長は「恒久平和の思いを発信したい」と募金へ協力を呼びかけた=写真。
 九条の碑は2004年に設置された。八重山戦争マラリアを語り継ぐ会顧問などを務めた故・潮平正道さんがデザインした。表面に大きく「戦争の放棄」と刻み、憲法第九条の条文が続く。背面にはハトの姿を彫り込んだ石材が倒れかかっている。04年当時の碑除幕式で潮平さんはデザインについて「平和の象徴であるハトが傾いているのを憲法九条が支えている」と説明した。
 募金は個人1口千円、団体・法人は1口5千円。琉球銀行(店番号703 口座番号1077440)への振り込みか事務局(石垣市真栄里11の2)への持ち込み。 (照屋大哲)