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澄んだ歌声 伊江島包む シマブクロヒトミさん 活動18年「成人」ライブ


澄んだ歌声 伊江島包む シマブクロヒトミさん 活動18年「成人」ライブ 18周年(成人)記念ライブで歌うシマブクロヒトミさん(左から2人目)と共演者たち=10月29日、伊江ビーチ
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 【伊江】シマブクロヒトミ18周年(成人)記念ライブが10月29日、伊江村の伊江ビーチで開催された。ヒトミさんが唄を歌い始めてから18年になることから、村東江上在住の玉城博文さんが発案し、成人記念ライブとしてこれまで一緒に歌ってきた仲間たちに声をかけ開催した。
 ヒトミさんは、岐阜県出身で伊江島に嫁いでおよそ30年。下の子が小学校に入学したのを機に音楽を始めた。ヒトミさんが作る歌は、日常生活や身近な人をイメージした歌が多く、澄んだ歌声と周りの人を包み込むような穏やかな雰囲気が、聞く人を魅了する。
 一緒にコラボしたのは、村内在住の白倉恵二さん、玉城いつ子さん、知念勉さん、山上春奈さん、知念賢順さん、知念牧子さん、安保由紀子さんらに加え、今帰仁村からギターを携え参加した浜田進也さんと東京からチェロを抱えて参加した大澤ゆきさんの計9人。計19曲を披露した。
 会場はカボチャや魔女などが装飾され、ハロウィーンの雰囲気を醸し出す中、出演者の家族や友人、知人が集まり、美しい歌声を聞きながら楽しいひと時を過ごした。
 ヒトミさんは「島の人が大勢来てくれて本当にうれしかった。協力してくれた島の方々、本土から来てくれたサポートメンバー、ビーチ売店の方々、ライブを企画してくれた玉城さんのおかげで、こんな素晴らしいイベントが開催できた。楽しい時間を過ごすことができて幸せです。ありがとうございました」と感謝した。
 今回の入場者は約170人で、収益金は12月23日に開催予定の「第1回伊江島音楽祭(IE OYAJI LOVE ROCK FES~命のお祝いをしよう~)」の運営資金に充てるという。企画した玉城さんは「とてもいいライブだった。音楽は言葉と国境を超える!は私の持論。理屈ではなく誰でも隔てなく皆が楽しめるのが音楽。23日の音楽祭にもぜひ来て」と呼びかけた。
   (知念光江通信員)