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地元で働く魅力伝える 多良間中で職業講話


地元で働く魅力伝える 多良間中で職業講話 農業や多良間村の魅力について語る湧川孝志朗さんと、講話に耳を傾ける生徒ら=10月19日、多良間中学校
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 【多良間】多良間村内で働くことの魅力などを子どもたちに伝えるため、県の農業改良普及員を務める湧川孝志朗さんがこのほど、多良間中学校で1年生12人を対象に講話した=写真。湧川さんは、将来の仕事に農業があることを伝え、魅力が多い村内で働く上で大切な心構えなどを伝えた。
 湧川さんは、村内で農家に対して技術や経営を指導し、農業に関する情報を伝えるなどして、農家の所得向上に向けた支援をしている。
 子どもたちの多くは中学校を卒業後、進学などのために島外に出る。湧川さんは「島に帰ってきたとき、どんな仕事をしていると思うか」と生徒に問いかけた。その上で、農作物や畜産の種類によって初期投資が異なることなどを説明し「(将来)家族と生活するために、職業の一つとして農業を選べるかが大事になってくる」と話し、自立や計画性の重要性を強調した。 (清村めぐみ通信員)