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「虎頭旗」に地域の繁栄願い 首里赤平町で「清めばらいの儀」


「虎頭旗」に地域の繁栄願い 首里赤平町で「清めばらいの儀」 町自治会事務所前広場で行われた旗頭への入魂式(首里赤平町自治会提供)
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 【那覇】那覇市の首里赤平町が所蔵する旗頭の「清めばらいの儀」がこのほど、町自治会事務所前広場であった。町自治会(金城敏雄会長)と青年会が主催した。金城会長は「入魂式を機に、あらためて地域の安全と繁栄、発展を願っている」と話した。赤平町の旗頭は「虎頭(とぅらじ)旗」と呼ばれ、旗字は「虎頭」、高さは約7メートルで重さは40キロほど。トゥールー(灯籠、旗頭の先端部分)は、尚家の家紋「左御紋」を型どり、でいごの花が周囲を支えている。
 2022年の「琉球王朝祭り首里」での旗頭ガーエーの際に、竿がほころび破損したことから、これまでの旗頭への感謝と新調する旗頭への入魂を兼ねて、清めばらいの儀が行われた。
  (藤村謙吾)