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沖縄の「近代化」説明 首里、来間名誉教授が講演


沖縄の「近代化」説明 首里、来間名誉教授が講演 古都首里探訪会主催の一般公開講座で講師を務めた沖縄国際大学名誉教授の来間泰男さん=10月16日、那覇市の首里公民館
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 【那覇】古都首里探訪会主催の一般公開講座がこのほど、那覇市の首里公民館で開催された。「近代化していく日本、そして沖縄」と題して、沖縄国際大学の来間泰男名誉教授が講師を務めた=写真。
 「近代」「現代」という歴史の流れでとらえると、日本史では明治時代の初めから第二次大戦の終わりまでを「近代」とするという。「琉球処分」から沖縄も「近代」に入るが、それは「近代化」する日本の一員となったことで、主として政治・行政面でのことだと説明した。「旧慣」と呼ばれた古い社会のあり方がそのまま残され、それが改変されたのは20世紀の直前だった。それでも、沖縄が「近代化」したといえるのか疑問は尽きないと問題提起した。
 (喜屋武幸弘通信員)