【那覇】古都首里探訪会主催の一般公開講座がこのほど、那覇市の首里公民館で開催された。「近代化していく日本、そして沖縄」と題して、沖縄国際大学の来間泰男名誉教授が講師を務めた=写真。
「近代」「現代」という歴史の流れでとらえると、日本史では明治時代の初めから第二次大戦の終わりまでを「近代」とするという。「琉球処分」から沖縄も「近代」に入るが、それは「近代化」する日本の一員となったことで、主として政治・行政面でのことだと説明した。「旧慣」と呼ばれた古い社会のあり方がそのまま残され、それが改変されたのは20世紀の直前だった。それでも、沖縄が「近代化」したといえるのか疑問は尽きないと問題提起した。
(喜屋武幸弘通信員)
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沖縄の「近代化」説明 首里、来間名誉教授が講演
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