無病息災願い奉納祭　名護・城、若者が６演目踊る

　【名護】名護市城（ぐすく）区の伝統行事・城の奉納祭がこのほど、各拝所で開かれた。名護城（なんぐすく）公園にある神アサギでは奉納舞踊があり、地域の若者が「前之浜」など六つの演目を踊った。
　区民らはまず城発祥の地といわれる拝所アパナクに集まり、拝所を巡るための報告「お通し」をした。その後、名護城跡方面に登り、「根神屋」「クバの下」「神殿」などの拝所を巡った。
　神アサギには多くの区民が集まり、生演奏の音とともに若者らが「かぎやで風」「前之浜」「みるくの踊り」「上り口説」「浜千鳥」「国頭さばくい」を踊った。
　宮里旭区長は「区民が健康で暮らしていける地域であってほしいと願っている」と話し、無病息災を願う伝統行事の継承に意欲を見せた。　（増田健太）