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JTBがツアー 外来植物駆除体験も やんばるの森 楽しみ守る


JTBがツアー 外来植物駆除体験も やんばるの森 楽しみ守る ツルヒヨドリやアメリカハマグルマなどの外来植物を駆除するツアー参加者ら=19日、東村の又吉コーヒー園
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 【東】JTB沖縄(桂原耕一社長)は19日、やんばるの森の資源を、観光を通じて保全する目的のツアー「やんばるの森保護活動in東村」を開催した。
 同社が実施する「地球いきいきプロジェクト」の一環で、県内から29人が参加し、やんばるの自然を楽しみながら、生態系を脅かす外来植物などについて学んだ。
 ツアー参加者らは、東村慶佐次の又吉コーヒー園を訪問。ネイチャーガイドで、国頭村で宿泊事業などを展開するEndemic Garden Hの上開地広美さんがツルヒヨドリやアメリカハマグルマなどの外来植物について講話した。その後、同園の敷地に生えたツルヒヨドリなどを参加者で駆除した。
 那覇市から家族でツアーに参加した呉屋拓郎さん(39)は「外来種がこんなに身近にあって、すごい成長力で在来種を脅かしていることを知り、勉強になった。駆除を体験することができて良かった」、呉屋さんの娘・杏佳さん(9)は「根が深くて大変だったけど楽しかった」と話した。
 (金城大樹)