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ラジオ体操優良団体で表彰/渡嘉敷小中/69年間毎日実施、清掃も


ラジオ体操優良団体で表彰/渡嘉敷小中/69年間毎日実施、清掃も ラジオ体操優良団体として表彰された渡嘉敷小中学校の児童生徒代表と嘉数雄信校長(後列右端)ら=7日、渡嘉敷小中学校
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【渡嘉敷】ラジオ体操の積極的な実践を通じて普及発展に貢献し、国民の健康増進に寄与したとして、かんぽ生命保険、NHK、NPO法人全国ラジオ体操連盟はこのほど、渡嘉敷小中学校(嘉数雄信校長)を2023年度ラジオ体操優良団体として表彰した。同校は69年間、ラジオ体操を実施している。
 渡嘉敷小中学校会議室で7日、嘉数校長や児童生徒代表らが出席して伝達式があり、かんぽ生命ラジオ体操推進役(2級ラジオ体操指導士)の佐喜眞靖さん、支店担当者の比嘉千賀子さんが表彰状と記念品を手渡した。同優良団体等表彰の府県等表彰受賞者は137団体あり、沖縄県からは3団体が表彰された。
 ラジオ体操優良団体等表彰は1956年から実施している。毎年、ラジオ体操の普及奨励に寄与した功績の著しい団体や個人を対象として、全国表彰、地方表彰、府県等表彰を行っている。
 伝達式で佐喜眞さんは、渡嘉敷小中学校が1954年から69年間、児童生徒に加えて、校長、教頭、保護者らが毎日6時30分のNHKラジオ体操に合わせて体操し、体操後はみんなで周辺道路を清掃していることを評価。「地元紙(琉球新報)に体操をしている様子が掲載され、ラジオ体操の普及浸透に貢献していることも功績および推薦理由となっている」と話した。
 伝達式で生徒会長の崎濱璃子さん(中3)は「私も幼稚園の頃から、雨にも風にも負けず継続して参加している。おかげで健康で、学校生活も楽しくて勉強にも集中できる」と表彰を喜んだ。
  (米田英明通信員)