子ども奉納相撲に歓声／与那国・金刀比羅祭／豊漁祈願、漁獲高表彰も

　【与那国】与那国町の久部良集落のナーマ浜にある金刀比羅宮で２２日、与那国漁協（嵩西茂則組合長）主催による航海安全と豊漁を祈願する祭り「金刀比羅祭」が行われた。漁業従事者および関係者、久部良集落の幼稚園児、小学校、中学校の児童生徒も参加した。
　全員で祈願をしたのちに、年間漁獲高に対する表彰があった。その後は、恒例の全児童生徒らによる奉納相撲が行われた。旧暦の１０月１０日に開催されている本行事だが、この日は暖かい日差しの下、青い海と空を背に、ナーマ浜に設けられた土俵でさらに熱い取り組みが繰り広げられた。
　地域の大人たちからも熱い視線が注がれる中、子どもたちは、元気いっぱい、それぞれに気合の入った一番を見せた。瞬時に勝敗が決まる一戦もあれば、両者組み合ったままなかなか勝敗が決まらず途中で休憩を挟み取り直す一番も。土俵際には、子どもたちの声援に加え、地域の大人たちからも大きな歓声と拍手が響き渡った。
　今回の年間漁獲高に対する表彰者は次の通り。　（敬称略）
　（１）金城和司（瑞宝丸）（２）西泊助光（真翔丸）（３）市成正博（成宝丸）　（崎元友紀通信員）