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「はばたき門松」順調仕上がり/宜野座/4年目「逸品」と自信


「はばたき門松」順調仕上がり/宜野座/4年目「逸品」と自信 就労支援センターはばたきで制作されている「はばたき門松」
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 【宜野座】宜野座村就労支援センターはばたき(宮城清人 管理者)で好評の「はばたき門松」が、今年もよりつややかに完成度を高め、荘厳な風格に仕上がった。
 「はばたき門松」は、竹の香りに包まれながら新年の門出を華やかに迎えられると評判。使用する竹は天然の真竹を使用。門松作りを通じて、利用者の自立に向けた訓練と支援を行う。作業工程を細分化し、利用者一人ひとりに応じた作業を考案、全員で協力して取り組む。
 管理者の宮城さんは「門松作りは今年で4年目。当初は職員も利用者も全くの素人だったが、お客さまの声を反映しながら年々、品質も向上している。職人(利用者)が一生懸命に心を込めて丁寧に組み上げ、新しい1年を迎えるにふさわしい逸品となっている」と自信を込める。
 売り上げは材料費などを差し引いて、利用者の工賃として還元される。販売サイズは中(約60センチ)、大(約90センチ)、特大(約150センチ)。数に限りがあるので先着順となる。配達、年明け引き取りについては相談に応じる。問い合わせは就労支援センターはばたき、電話098(968)4601。 (池辺賢児通信員)