新聞スリッパ作り体験　糸満、交流兼ね防災訓練

　【糸満】糸満市糸満の南区公民館、前端区公民館で３日、本年度の地域交流・防災訓練が行われた。市民生委員児童委員連絡協議会、前端区・南区自治会自主防災会、市社会福祉協議会の共催。７０人以上が参加した。
　はじめに南区公民館で防災ワークショップとして、新聞紙スリッパと段ボール椅子の作り方を民生委員から教えてもらい作成。前端区公民館では民生委員が炊き出しカレーを作り、ワークショップを終えた参加者らはカレーライスを味わった。
　新聞紙のスリッパ作りをした志茂壱星ちゃん（６）、華心（かのん）ちゃん（５）は「お父さんと作った。楽しかった。災害の時にやる」と話した。
　交流イベントは約５年前から地域持ち回りで開催しており、今回で３回目となる。
　開催地担当の市第１民生委員児童委員協議会の玉城雅夫会長（７１）は「親子の触れ合いにもなった。カレーを一緒に食べること、災害防災をテーマにするのは良い。次回のイベントに役立つと思う」と話した。　（川〓紋通信員）