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ベトナムの小学校、知ってる? 那覇 児童ら、日本との違い発表 親子日本語サークルが「語る会」


ベトナムの小学校、知ってる? 那覇 児童ら、日本との違い発表 親子日本語サークルが「語る会」 日本とベトナムの小学校の違いについての発表に耳を傾ける児童やボランティアら=19日、那覇市寄宮のライフジュニア日本語学院
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【那覇】在沖縄県ベトナム人協会は19日、沖縄の学校に通うベトナム人児童が両国の小学校の違いについて語る会「ベトナムの小学校、知っていますか?」を那覇市のライフジュニア日本語学院で開催した。那覇市内の小学校に通う児童ら5人が参加。児童らは、ベトナムでは小学校は5年生までで運動会や授業参観、修学旅行などはないと紹介。一方、日本ではベトナムと違って国旗掲揚や昼寝、制服、自転車通学がないと伝えた。
 同協会が毎週日曜にベトナム人の親子を招いて交流する「親子日本語サークル」に参加する児童らが発表した。サークルは那覇市の「2023年度なは市民活動支援事業」から助成を受けて活動している。ベトナム人や日本人のボランティアら約30人が参加した。
 昨年から開南小に通うグェン・フック・キム・アンさん(8)は、好きなことはダンスと絵を描くことなどと自己紹介した。運動会で踊った「ソーラン節」を披露した。今年8月に来沖した兄のグェン・ニャット・フイさん(11)について「まだ日本語が話せないので、皆さんよろしくお願いします」と紹介した。
 参加者からは「小学校に通う年数は」「将来なりたい仕事は」などと質問が上がった。
 サークルを運営するベトナム語通訳のグュェン・ド・アン・ニェンさんは「子どもたちの勉強をサポートしていると、子どもたちから学校生活について伝えたいことがたくさんあるとの話が出て、今回発表会をすることとなった」話した。 (梅田正覚)