有料

競技に汗、笑顔あふれ ふれあう心やんばるの集い


競技に汗、笑顔あふれ ふれあう心やんばるの集い 4年ぶりの「ふれあう心やんばるの集い」を楽しむ参加者ら=11月9日、伊江村多目的運動場
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【伊江】第34回ふれあう心やんばるの集い(同実行委員会主催)が11月9日、伊江村多目的運動場で開催された。北部地区のデイケアメンバーや精神療養者の交流と親睦、関係機関の連携強化などを目的に、各市町村持ち回りで開催されている。コロナ禍のため今回は4年ぶりに伊江村で開催された。

伊江 4年ぶり療養者・支援者交流
 会場には市町村や施設の関係者、家族が集い選手らに熱い声援を送った。北部保健所の山川宗貞所長や内間常喜伊江村副村長、伊江島のキャラクター「タッちゅん」も応援に駆け付け、選手らを激励した。およそ300人が選手として伊江村に集い、伊是名村や医療関係機関などから、ビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」での参加もあった。
 実行委員長の小橋川栄さんの開会宣言の後、準備体操、やんばるの地域に関連した〇×クイズや障害物リレーなどの競技を楽しんだ。各種目の運営は参加団体に割り振られ、デイケアメンバーと職員が協力して会を進めた。名桜大学看護学科の学生もボランティアとして参加して各競技の運営に当たった。
 小橋川さんは「開会のあいさつは緊張したが最後までできて良かった。障害物リレーも頑張った」と笑顔で話した。
 事務局の伊江村医療保健課保健師の前津拓次さんは「笑顔で進められて良かった。お互いのつながりも強くなった。村内の事業所から、日用品や食料品などの寄贈もあり、地域ぐるみの大会となり感謝している」と大会を振り返った。 (知念光江通信員)